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「雪景色の朝。」



朝、目を覚ますと、そこは、一面銀景色だった。

「・・・雪だ」
「異常気象すぎるな」

窓から外を見やり、2人は驚いたように目を見合わせた。
なぜなら、今はもう3月。
最近は冬の寒さも和らぎ、そろそろ春・・・といっていい日が続いていたのだ。
それが、まさか、昨晩から一気に冷え込み、冬に逆戻りだな、とか話していたらこれだ。
春らしい、水を含んだ重たい雪が、木をしならせ、地面に厚く降り積もっている。
もちろん、すこし気温が上がればすぐに融けるような雪ではあるが、
あまりに降り積もりすぎて、荘厳にも思える。

「これは、多分今年の見納めの雪景色だぜ。すごいな」
「久しぶりの雪だし、子供たちも喜ぶだろうな。まさか今頃にこんなに降るとは思わなかったし」

そう言った賀来の言葉を裏付けるように、
窓の外から子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきた。
どうやら、皆で雪だるまを作ったり、雪玉を投げ合って遊んでいるようだ。
楽しげなこどもたちの姿に、無意識に、賀来の表情が緩まる。
結城は、そんな賀来になにを思ったのか、
彼の肩をポンと叩いた。

「俺たちもやるか?」
「え?」
「雪遊びだよ。昔、よく遊んだじゃないか。
 たった2人で、ごくたまに降った雪の時には、1日中外に出て遊んでた。そんな子供の頃のように」

そう告げる結城の瞳は、
ひどくキラキラと輝いていて、賀来は一瞬魅入ってしまった。
まるで、昔の彼の、綺麗だった心が戻ってきたような表情。
賀来は、思わず頷きそうになった。
子供のようにはしゃぐ結城をずっと見ていたくて。
けれど。

「・・・駄目だよ。昨日だって、発作で倒れそうになったじゃないか。
 まだ、安静にしてないと」
「ほんと心配性だよな、賀来は。
 別にはしゃいだから起こる、静かにしていれば起きない、とかって問題じゃないんだぜ?」
「でも・・・」
「わかったわかった。子供の遊びはやめだ。じゃ、他の遊びでもするか」

他の遊び?と首を傾げる賀来に、
肩に置かれていた結城の腕が、するりと絡みついた。
固まる賀来の首にしがみつき、そうしてわざと淫蕩な表情を向けて男を誘う。
ローブを纏っていた前を片手で拡げ、
そうして結城は賀来の下肢を探った。その意図は、鈍感な賀来でもすぐにわかった。

「っゆ、結城・・・ッ」
「・・・オトナの遊びだよ。」

結城の甘い囁きに、賀来は唇を噛み締める。
駄目だ。昨晩あれほど欲情し、長い時間身体を繋げていたくせに、
今また彼の姿に煽られ下肢が反応し始める。
彼の細く長い指が絡みついた時点で、もう賀来の理性は負けてしまっていた。

「・・・お前が、無理をしないのなら」
「それを言うなら、神父さん?病人に無理させちゃ駄目だぜ?」

自分から誘ったくせに、にやりと笑ってキス。
遅くまで交わっていた結城の唇は、まだしっとりと濡れていて、
室内はすぐに情事の空気に包まれる。
キスを絡ませながら、結城が片手で窓のカーテンを閉め切ると、
再び2人は乱れたシーツの波に飲み込まれたのだった。





end.














・・・すみません、衝動で・・・orz
だってすごい雪だったんだもん!!
賀結に雪合戦させたかったんだもん!!!!!
でも雪合戦したらたぶん身体に悪いし、って賀来さんが止めるから、
だったら子供の遊びじゃなくて大人の遊びさせよう〜と思ってしまいました
ごめんなさい。
季節外れでごめんなさい。
東京在住でなくてごめんなさい。

本当は企画ネタにしたかったんですが、
エロスになっちゃうんでやめましたwwwww