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激しく愛して




「おかえり、グレン」

閉ざされた部屋の中、毎晩決まった時間に現れた彼を、深夜は妖艶に笑って抱き締めた。
今の深夜は、この部屋から出ることができない。
柊深夜は死んでしまった。あの、名古屋の決戦の日に。
葬儀も上げた。養子とはいえ、柊家だったから、それなりに盛大な葬儀だった。
もう柊深夜はいない。
だからここにいるのは、愛する男を、彼の部屋で只管待つだけのただの深夜で、
それでも今は十分に幸せだった。
彼は毎日こうして自分の元に戻ってきてくれる。彼は常に甘やかな言葉で自分を篭絡する。
初めは捕らわれ、死した扱いにされたことに絶望したが、グレンは言った。

「これでお前は、永遠に俺だけのものだな、深夜」

グレンはそう言って嗤い、抱き締めてきた。
獣のような、欲望に塗れた赤い瞳で。はじめは反発もあったが、今は違う。
彼の執拗な愛撫と、嘘偽りない言葉は、素直でないグレンを相手にしていたときよりもよっぽど心を揺らした。
彼に抱かれるたびに、愛されている実感と、愛されることの悦びを知る。
男としてのプライドは徐々に薄れ、ただの、快楽に溺れる雌犬と化していく自分を感じ、恐怖し、
けれどそれが興奮に変わり、欲望は日々膨れ上がる。
理性が削られ、ただ、彼のことしか考えられなくなった。
もう、捕らわれてから何ヶ月経っただろう?
外の世界のことは、もう、まったくわからなかった。
グレンは何も言わなかった。けれど、自分のことは激しく愛してくれたから。
もう、これでいいと思った。
なにせ、自分はもう、この世界の誰でもないのだから。
今更知ったところで、どうにもなるものでもなかった。

「…ねぇ、グレン。今日も…する?」

いつものように、グレンの脱いだ軍服を受け取りながら、深夜は恥じらうようにそう言った。
愛されることに慣れすぎた身体は、彼の顔を見つめるだけで疼いてしまう。
下肢の前は熱を持ち、全身の血液を集めて真っ赤に充血する。
グレンが両掌で触れてくる尻は、その間で息づく秘部がグレンを求めて開閉を繰り返す。
深夜は薄布1枚しか身に着けていなかった。
グレンはふっと鼻で笑って、透ける様につん、と勃ちあがっている様子を見せる胸元の蕾をきゅっと摘まんだ。
漏れる甘い声音。頬が忽ちバラ色に染まる。しがみ付く様に、ぎゅ、とグレンのシャツを掴んだ。
下半身に走る痺れ。ぷっくりと大きく腫れ上がってしまったそれは、
到底、男のモノとは思えない。

「もちろんだ、深夜。…お前だって、欲しくてたまらなかったろう?」

いつも遅くなっちまってごめんな?
以前のグレンならば考えられない程の優しい言葉。たまらなくなった。
愛されて、抱かれて、初めて自分の価値を感じる。それほど彼の愛撫には中毒性があって、
もう既に逃れられないほど。彼の前だったら、どんな痴態を晒してでも抱いてほしかった。
身体が熱くて溜まらなくなる。もう、欲しいよ、そう涙目で訴えると、
グレンは笑ってキスをくれた。躊躇いなく侵入してくる長い舌、ぴちゃぴちゃと水音さえ立てて舌が絡む。
流し込まれる唾液を掬って、深夜は恍惚とした表情で呑み込んだ。グレンの両手が布地を持ち上げる。
尻を掴み、敏感な割れ目を晒させる。指先で拡げるように横へ引っ張ると、
まるで女の性器のように簡単に内部の媚肉を晒させる。
開発し慣れた身体だった。
深夜は羞恥どころか、これから始める快楽の予感に身体を震わせている。

「…ちゃんと準備出来てるな?」
「うん…っ」
「よし、じゃあ昨日までのおさらいからだな」

グレンは深夜を抱えると、奥の寝室へと連れて行った。
一瞥すれば、ごく普通の軍将校用の寝室だ。備え付けのシャワールームと、2人位は優に眠ることのできるダブルベッド。
けれど、ベッドの隣にあるサイドチェストには、多種多様な調教道具が仕舞われている。
ぴん、と張った真っ白な敷き布に横たえられ、深夜は自らうつ伏せになった。
枕を抱えるようにして胸元にしき、ぎゅ、と掴んだ。そうして羞恥心が湧き起るのも構わず、
グレンの前で高く尻を差し出す。
いい子だな。グレンは嗤って、白く滑らかな手触りの良いそれをしきりに撫でていた。
入口は既に柔らかい。開かせたそこに、グレンは吸いつく。
唇でキスをして、舌で襞の隙間をなぞる様にして執拗に舐めた。深夜は甘い声をあげて、尻を左右に振る。
それは快感を覚えているサインだ。軽く指でなぞった後、グレンはサイドチェストに腕を伸ばした。

「さて、ちゃんと自分で拡げてみせろよ?」
「ん…うんっ…」

今回グレンが手に取ったのは、とろりしたぬめりのあるローションと、そしてノズルと蛇腹型のポンプが付いた、
浣腸のような洗浄器具だった。
わかってはいるものの、グレンの手の中にあるそれを見て、深夜はますます顔を熱くする。
耳まで真っ赤にしながら、けれど心とは裏腹に、心は早くグレンに乱されたいと思っている。
グレンは手際よくポンプの部分に粘性の強いローションをたっぷり注いでいった。
そうしてきゅ、と長い挿入口のついたノズルを装着する。肛内の奥の奥までローションを入れるための作業だ。
グレンは、先ほど己の唾液で濡らした箇所にノズルを宛がい、ぐっと挿入した。
異物感に深夜は眉根を寄せるが、こんな感覚はどうということはない。細い管が内側に深く入り込む。

「あ、ぁあ、奥まで…、入ってくる…っ」
「ああ、もうこんなに拡がってるなぁ。ま、半年もやってりゃさすがにこうなるよな」
「っ…や、グレン…言わないでっ…」

グレンがぎゅ、と蛇腹の部分を押し、ローションを深夜の尻の奥に流し込んだ。
肛内は、深夜が既に綺麗にしていたから、敏感な内壁がローションをたっぷりと呑み込んでいく。
ポンプ部分にたっぷりと入っていた液体をすべて注入してしまうと、
グレンは今度は深夜の尻を揉み込むようにして、入口をぱくぱくと口を拡げたり締めたりと遊び始める。
深夜はたまらなかった。
内部にたっぷり注がれたそれを零すまいとして入口にきゅ、と力を込めてしまうが、
むしろ内部が収縮し、とろりと透明な液体が垂れてくる。
零すなよ、淫売。そう揶揄されても、深夜の呼吸に合わせて、含みきれない液体が後から後から溢れだし、
止まらない。
たちまち深夜の内股とシーツはびしょ濡れになってしまっていた。グレンはそれを掬っては、
深夜の尻に滑りを拡げるようにして塗りたくっていく。
深夜の前で、こちらも蜜をとろとろと零している彼の砲身にも。
慰めるように二、三回擦るだけで、それはたちまち質量を増してしまう。
大きさはそれほどではないものの、深夜にとってはもう少し刺激があれば達してしまいそうなほど膨張していた。

「ほら…指で拡げてみせろ」
「うんっ…」

グレンの掌が、深夜の右腕を掴み、そうして指を割れ目の部分に宛がった。
深夜は枕に上気したままの頬を押し付けたまま、涙目で入口に触れる。もう蕩け切っているそこは、簡単に指を受け入れた。
1本、2本、3本。
そこまでは容易に飲み込む。
ぐちゅぐちゅと音を立てて、深夜は根元まで深々と突き刺したそれを、抜き差しするように動かした。
そうして時折、内部で指をまげて内壁を擦りあげる。
自ら弱いところを見つけると、深夜はぎゅ、と眉根を寄せて、けれど指をやめることはしない。
まさに、快楽を貪る獣だった。
自らの身体の快楽に貪欲で、ひとたびキモチイイと知れば、それを止めることができない。
3本ですら物足りず、今度は小指まで入れてしまった。
っは、キモチイイか?グレンが耳元でささやくと、深夜はもはや快楽に溺れていて、
こくこくと頷くだけ。
隙間からは、ぐちゅぐちゅと泡を吹いて白く濁った液体が後から後から溢れていた。
内部をかき回し、まるでせっかく内部に注いだローションも掻き出してしまうのでは、と思うほど。
はは、そんなに勢いよくかき混ぜたら、折角のローションまで台無しだぜ。
グレンはもう一度洗浄器具のノズルを深夜の指の隙間から差し入れた。
新たに注がれるひやりとしたそれ。深夜はぶるりと身体を震わせる。閉じきれない口の端からも、
とろとろと唾液が溢れ、唇を濡らしていた。
目元もとろんとふやけたように上の空で、ただ尻の感覚を味わっているようだ。
力を籠めようにも込められず、今にも崩れ落ちそうな膝を、
グレンがぐっと支えている。

「はは、結構広がってきたなぁ。もう、5本くらいはいるんじゃないか?」
「っそ、それは…無理、…っ、」
「そうか?」

そうは思えないけどなぁ?そう厭らしい言葉を吐くグレンの指が、
にゅるりと秘孔の間に差し入れられ、飲み込まれていく。
中指と人差し指の2本だった。これで、深夜の性器と化したそこは、6本の指を含んでいることになる。
深夜は流石に激しい圧迫感を覚えて、苦痛を訴えた。
前代未聞のサイズにまで拡張されている。グレンの指が、深夜の指も巻き込んで
内部をかき回すように荒らした。
ぬめりを帯びたローションはひどく優秀で、こんなに激しいプレイでも簡単に乾いたりはしない。
グレンは、嬉々として彼の入口、目いっぱい広がった部分を刺激しては、抜き差しを繰り返した。
ああ、もう駄目、無理。そう泣き言を訴える彼に、
指を抜け、と指示した。
拡張された肛孔は、そう簡単に閉じようとはしない。
深夜の力が入らないこともあって、グレンに内部のローションでどろりと濡れたままの卑猥な様子を晒した。
綺麗だな、お前の中。
グレンが紡ぐ言葉は、それだけで快感を増幅し、深夜の頭を狂わせていく。

「っは…も、おしり、ちからはいらな…っ」
「いいぜ、そのまま力に抜いてろよ。後は俺が拡げてやる」

どろりと濡れた深夜の右手を絡め取り、そのままシーツに縫いとめた。
シーツにしがみ付き、額を枕に押し付けて、深夜は羞恥に耐えている。初めてこんな行為をしたときは、
グレンの猛々しい雄だって呑み込むとは思えなかったのに、
今ではごくごく自然にそれを受け入れていて、こんなに自分の身体が変わるなんて恐ろしい話だと思う。
けれど、自分をそんな身体にしたのは、他でもない、愛する男のせいで―――
そう思うだけで、身体の奥が熱くなった。
グレンのすべてを受け入れる。そう誓った。だから、これからされる行為も、深夜は当然受け入れるつもりだった。

「グレン…」
「はは…よくここまで拡がったなぁ。そろそろ指だけじゃなく、手首まで入るだろ」
「っ…ま、まだ、無理だよっ…だめっ…」

駄目、といいつつ、深夜にはグレンを拒む力はない。
グレンは再び掌にローションを垂らし、手首や手の甲、指先までべったりと濡らした。
蕩け切った入口を更に解すように、べとべとの指で丁寧に解していく。
指は、簡単に飲み込んだ。指を束ねて内部へと挿入していけば、なんとか指の根元までは入るが、
やはり関節部分が辛い。苦し気に呻く深夜に舌打ちして、
5本の指で入口を解するように内壁の刺激していく。内部はぱっくりと口を開けていて、
ここさえクリアすれば深夜の感じる部分を直接指で触ることができる。
グレンは興奮したように熱い息を吐いて、うっとりとその様子を夢想した。
このために半年も拡張してきたのだ。

「っひ…いっ…だめ、かき回さないでっ…も、おしりが…っ、壊れちゃ…あああ!!」
「でも、痛くはないだろ?」
「っ…苦しっ…」

粘膜を傷つけるような痛みは確かになかった。
けれど、激しい圧迫感と苦しさが深夜を襲う。無意識に力が入ることはなかったが、
息がまともにできない。
グレンが指の注挿を繰り返す度、奥へ奥へと進んでいく。
既にほとんど入口の感覚はなくなっていて、内壁をグレンの指が擦りあげる感触で喘ぎ声が漏れてしまう。
文字通り、おかしくなってしまいそうだった。


既に深夜の下肢は体液なのかローションなのかわからない液体でべったりと濡れ、
シーツもぐちゃぐちゃだ。
グレンは息も絶え絶えの深夜を慰めるようにその背を撫ぜた。うなじに唇を寄せ、そうして舌で濡れた道を作っていく。

「深夜…ゆっくり息をしろ…大丈夫だ、もっと力を抜け…」
「っ―――…ぐれ…んっ…」
「大丈夫だから」

何が大丈夫なのか、まったくわからない。
だというのに、深夜は必死にグレンの優し気な言葉に溺れてしまう。何度も頷いて、
努めてゆっくりと息を吸い、そして吐いた。力を抜く。グレンの掌が何度も何度も彼の髪を梳いていた。
尻の中で何かが蟠っている。更に拡げられる感触、既にくしゃりとした襞は見えず、
充血し腫れ上がった唇の様。
深夜の呼吸に合わせ、そこはゆっくりと閉じたり開いたりを繰り返し、
じわり、じわりとグレンの掌を呑み込んでいった。
深夜の口元から、抑えきれない悲鳴が漏れる。枕に吸い込まれ、なんとか深夜は苦痛に耐える。
と、次の瞬間、

「っア…ああっ…」

不意に、圧迫感が緩んだかと思うと、内部から甘い疼きが生まれ、背筋をぞくぞくと走り抜けた。
それは、感じた事もない強烈なモノで。唇を震わせて、深夜は不安げに瞳を揺らしてグレンを見上げた。
グレンは優し気に目を細めた。紅い眼。鬼のくせに、欲望に塗れた存在のくせに、
彼は自分にだけは甘い表情を見せる。

「っは…深夜、見ろよ」
「…え…っ…?」

グレンに促されるようにして、背後を見やる。
まさか。
まさか、と思って背後を振り返ると、…そのまさかだった。

「っ…ひゃ、あああっ…!!」
「ああ、お前の中…こんなに熱かったんだな…すっげぇ、ぐちゃぐちゃ」
「っひ―――ぃっ…だ、あっ…あああ―――っ!!」

何か言いたいのに、何も紡げない程の快楽。
グレンの。グレンの腕が、グレンの手首から先が、ずっぽりと自分の中に埋まっていた。
信じられない。
あの、狭く収縮し、外からの異物を受け入れるような箇所ではなかったはずのそこが、
ぱっくりと広がり、グレンの掌すら受け入れてしまった事実に愕然とする。
先ほどとは違う圧迫感、グレンは中で、ゆるゆると腕を回す。その度に、涙が零れるほどの快楽が突き抜ける。
緩く出し入れを繰り返される度に、入口にグレンの手首の骨が当たり、それすら激しい快感で、
更に内部の性感帯が、まるで一体になったように深い刺激を呼び起こす。
頭までぐちゃぐちゃに犯されているようだ。

「さすがにきついな…あんま動かせないが…どうだ、深夜?」
「っ―――っな…な、にっ…?」
「気持ちいいか?」
「っ…」

気持ちいいかと問われて、けれど正直、もはや気持ちいいのか、苦しいのか、痛いのか、それすらよくわからなかった。
得も言われぬ感覚が自分の全身を支配している感覚、それでも指先を動かせないほど満たされている。
ぎゅ、と力を込めると、グレンの指先がそれを押し戻すような動きをしてくる。
彼のごつごつした指の関節が少しでも動く度に、前立腺や精嚢、腸壁や最奥の窄まった箇所の全ての性感帯が刺激されて、
何も考えられなくなった。頭が真っ白に染まる。まるで今にも失神してしまいそうな。
くらくらと頭が揺れる。けれどそれは苦痛とは全く違う感覚だった。
ぐれん、ぐれん、と何度も舌足らずな声音で名を呼んだ。
グレンは優しく頭を撫でてくれ、そうしてキスをくれた。よく頑張ったな、そう言われて、
更に奥の疼きが強くなる。

「あっ…あああ〜〜〜!!!だっ、そこっ…ぎもちいいよぉっ…!!!」
「っ…くそ、イけよ、深夜…っ!!」
「イっ…あっ、イくっ…イっちゃ…ああああ!!!」

深夜の身体がガクガクと震え、そうして指先がシーツを強くひっかく。上半身に力が篭った。
津波のように押し寄せ、流される感覚。全身を電流が駆け抜ける。ぞくぞくと肌が粟立つ。唇から溢れた涎も涙も止まらない。顔は既にぐちゃぐちゃ。
射精はなかったものの、びくびくと痙攣が止まらないまま、何度も何度も深夜は絶頂を繰り返した。
ぎゅう、と内部もまた収縮し、グレンの腕をも締め付ける。
手が痺れるほどのそれに、けれどグレンは激しい支配感と達成感で満たされていた。
自分の手首まで、彼の内部に呑み込まれているのだ。
本当に人間の身体は素晴らしいと思う。
あれだけ、初めての時は狭く、痛がっていた深夜が。
興奮が収まらずに、グレンはもう片方の掌で、自らの雄すら擦っていた。
はぁはぁと、頬を上気させて、彼もまた絶頂を求めて先端を握り締めてはゆるゆると手の中で刺激していく。
まだ、射精をしておらずパンパンにはれ上がったそれと、己自身を重ね、こすり合わせれば、
呆気なく絶頂に達してしまった。
ぱたぱたっと、シーツが更なる白濁に汚れる。
SMじみた激しいプレイのせいでぐちゃぐちゃになったそれを見つめて、深夜は再び頬を染めてしまう。

「っ…すごかったぜ、深夜」
「…っ…も、お願…むり、抜いて…」
「はは。そういうなよ。もっともっと、この状態を愉しませてくれよ?」
「―――っ!!」

グレンの声音に、深夜は青ざめた。もう、これ以上続けられたら本気で自分が狂ってしまうような気がして、
涙目で懇願すると、彼は肩を竦めて腕を引いていく。
イったあとの締め付けは更にキツく、尻の間にさらにローションを追加した。
ぬめるそれに助けられて、どうにかこうにか腕が引き抜かれた。
抜けていく感触にまたもや己の身体に火が灯るのを、深夜は必死に耐える。
べっとりと濡れるそれは、さすがにふやけて白くなっていて、それを見つめてグレンは嗤った。
すげぇよ、お前。
ぱっくりと口を開かされ、そう簡単には閉じられずに呼吸を繰り返すそこに、グレンは啄むようにキスを与えてやった。
癒すように舌でそこを舐めてやれば、またもや快楽に震える深夜の身体。

「…ぐれ、も、辛い…」
「…しょうがねぇな。風呂入れてやるよ。さすがにどろどろだもんな」
「うん…今度はもっと優しくして…」
「わかってるって。お前も大概、甘え上手だよな」

深夜の身体を仰向けに返して、グレンは彼の濡れた顔を見下ろして笑った。
自分が穢した身体。自分だけのモノ。
誰にも譲るつもりはなかった。一生、彼は、自分の腕の中だけで乱れればいいのだと、
そう、強く思う。
グレンは唇を寄せた。
今度は、深く貪り合うキスではなく、労わるような優しいキス。
深夜は力の入らない腕を必死に持ち上げ、男の背を抱き締めたのだった。





end.








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