女性向二次創作サイト
星蒼圏 - 保管庫モバイル
「Love will Grow 02」
「っく・・・ああっ・・・はっ・・・!」
「ふ・・・可愛い奴だ」
こちらも多少上擦る声を抑えて、自分の行為に喘ぐフラガを見下ろす。
両足を抱えて胸につくほどまで膝を折り曲げさせると、
真っ赤に染まった入り口まで全てクルーゼの目の前に晒され、フラガは羞恥に顔を覆ってしまった。
そんな仕草がおかしくて、クルーゼはフラガの顔を覗き込んだ。
「邪魔だな・・・。」
片手でフラガの両手を外してしまう。
「は、恥ずかしいんだよっ!」
「今更・・・か?」
くすりと笑って、腹につくほどまで勃ち上がったそれをゆっくりと手のひらで辿る。
ひくりと震える身体を感じながらその下の結合部まで指を下ろしていく。
自分を必死に飲み込むそこは、楔が出入りするたびに許容量を越えた精を零していて、
クルーゼはそのぬめりを指先に絡めて充血した周囲を辿ってやった。
「・・・っ・・・」
「ほら・・・お前をこんなに淫らにさせたのは誰だ?」
眉を寄せる。
本当に、ここまで自分が乱れるなんて思っても見なかった。
恥ずかしくて、クルーゼと交わるたびに慣らされていく自分が怖くて。
けれど、それがどうしてか嬉しいと思ってしまう事実。
どんなに口では抵抗していても、身体が悦びの声を上げているのだからどうしようもない。
フラガはちっ、と舌打ちすると、横を向いて顔を顰めた。
「・・・お前」
「そう。・・・この私、さ」
一層強く突き上げて。
悲鳴のような高い嬌声をあげるフラガを、クルーゼは抱き締めた。
そう、自分だって。
寝台に滑り込む時、幾度フラガを起こしてしまおうかと思ったことか。
確かに深夜を越える仕事で疲れているものの、
フラガを抱かなくては一日が終わらないのだ。
そんなことを考えて、クルーゼは我ながらバカだな、と小さく笑った。
寝つきが悪かったのは自分も同じ。
フラガが自分を覗き込んできた時すら、ぼんやりと覚えている。
ただ、あまりに自分にとって嬉しいものだっただけに、夢かと思っていたのだが。
クルーゼは途切れ途切れに息を吐き続けるフラガの髪に手をやった。
「・・・嬉しかったぞ。お前からなんて・・・珍しいからな」
「・・・っ・・・もう、ぜってーやらねぇ・・・。」
「私は大歓迎だがな」
「っこの・・・!」
くすりと笑う。反抗の言葉を紡ぐ唇を、クルーゼは自分の唇で塞いでやった。
背中に腕が回される。こんな時ばかりは、とても素直だと思う。
言葉より、全身が告げていた。
―――好きだ、と。
「私も・・・好きだよ」
―――お前が。
一日でも飢えたくない。そんな想い。
昨晩の渇きを潤すように、2人は互いを求め合う。
窓の外は、すでに高く上った太陽が明るい日差しを送っている。
けれど、彼らの夜はまだまだ終わらないようであった。
「・・・結局、あんたのペースなんだよなぁ・・・。」
遅い朝食の後、ぼそりとフラガは洩らした。
それを聞きつけて、クルーゼは笑う。
「お前が私から主導権を奪おうなど、100年早いぞ。あきらめるんだな」
その言葉に何も返せず、はぁ、とため息をつく。
それから、ふと、あれ?とフラガは首を傾げた。
「あんた・・・仕事は?」
今日は平日だ。仕事が休みだとは思えないのだが。
クルーゼはくすりと笑うと、座るフラガの首に腕を回した。
触れる素肌に、フラガは少しだけ朝の余韻に浸ってしまう。
クルーゼが耳元で低く囁いた。
「今日は、私達の同棲記念日だろう」
「あ・・・そういや」
で、休み取ってきたわけ。
フラガの問いにクルーゼは意味深に笑った。
「連れて行きたいところがあってな」
「え・・・じゃ、出かけるのか?」
「早く支度しないと、置いてくぞ?」
「は・・・。ひっでー奴!」
悪態をついて、それからばたばたと身支度をし始める。
そんなフラガに、クルーゼはこちらもまた出かける用意をし始めた。
連れて行きたい所。
それは、昔果たしたくて、果たせなかった約束の場所。
フラガが覚えているだろうか?
その反応を見るのが、今は一番楽しみだ。
ふと、フラガと目が合う。
なんだかんだいって浮かれ気分のフラガは照れたように笑った。
「なんか、久しぶりだよな、あんたと小旅行なんてさ」
ああ、本当に。
懐かしい感覚だと思った。
2人で過ごす穏やかな休日というものが、・・・本当に。
フラガのばたばたとした着替えを眺めながら、
クルーゼは幸せを噛み締めていたのだった。
end.
[BACK]