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星蒼圏 - 保管庫モバイル
「Presents 02」
気付けば、フラガは真っ白なシーツの上に全裸を晒したまま、くっきりと反応を示した自分の下肢を扱いていた。
衣服は自ら剥ぎ取り、ベッドの下に落ちている。
クルーゼにすら見せられない淫らな格好をしたまま、フラガは快楽に溺れていた。
何せ、数週間ぶりである。
クルーゼに逢いたいと思うのが、ただ安らぎを求めたいからか、それとも溜まった欲を吐き出したいからなのか、
今のフラガにはどうにも判断がつかなかった。
クルーゼのことを考えるだけで、ぞくりと身体が震えてしまう。
そんな自分がバカみたいだ、と思う理性の部分は確かにフラガの中にあったのだが、
それ以上に快楽を求める欲望のほうが勝った。
クルーゼに逢えないことが、より欲を煽っているように思える。
不満と一緒に精を吐き出そうと片手で砲身を扱きながら、片方の手はおそるおそる後ろのほうへと伸びていった。
「・・・んっ・・・」
クルーゼがするように、背骨をたどり、そして秘孔を探る。
瞳を閉じて仰向けのまま腰を上げるようにしてゆっくりとそこに指を差し入れると、
クルーゼに慣らされたそこは思ったよりラクに自分の指を飲み込んできた。
自分の襞の熱さを感じるようにして内部をかき回し、そして2本の指で周囲を辿る。
その中で一際感じる場所を見つけ、フラガは思わずあぁ、と声を洩らした。
フラガの中で一番感じる場所。即ち前立腺の裏側あたりの粘膜である。
しつこくそこを擦ってやると少しも経たないうちに砲身の先から先走りの液が溢れ出し、フラガの手を汚していく。
けれど、それに助けられより滑りやすくなったそれに煽られて、フラガは下肢の奥と砲身を同時に扱き上げた。
「あぁ・・、はっ、ああ・・・!」
熱い吐息。部屋中に響き渡るそれに、しかし今のフラガには止められない。
部屋の壁から跳ね返って聞こえてくる自分の声にすら追い立てられ、ますますフラガの動きが激しくなった。
声と共に聞こえてくる液体の弾ける卑猥な音。
濡れそぼった手はまるでクルーゼの口内のような錯覚を導いてくれる。
そして、キツい体勢ながらできるかぎり後孔に押し込んだ指先は内部を激しく犯し、
まるでクルーゼの雄のように思えてくる。
けれど、疼いてたまらない最奥が指ではどうしても届かないことが切なくて、思わずフラガの顔が歪む。
耐えられないもどかしさに我を忘れたフラガは、自分が何を言っているのかももはやわからなくなっていた。
「あぁ・・・クルーゼっ・・・も・・・と、奥まで・・・!」
「ああ、あとでな」
「ん・・・・・・んあぁ?!」
予期だにしない声に驚き、フラガは慌てて身を起こした。
すると、ドアに凭れて腕組をしている男が目に入る。
それが今切実に求めていたまさにその存在だと知って、いきなり体温が上昇する。
1人の行為を見られたことで、羞恥に慌てて手元のシーツを手繰り寄せた。
「なっ・・・なんで、あんた、ここに・・・・・・」
「・・・来て欲しいとか言ったくせに、なんでとはなんだ」
「だっ・・・あんた、仕事で来れないって・・・」
「誰も来れないとは言ってないだろう」
・・・確かに、来れないと言われた覚えはなかった。
けれど普通、あのやりとりだったら暗に来れないと言っているようなものじゃないか、とフラガは思うのだが、
実際来てくれてるという事実は、フラガにとってひどく嬉しいことである。
・・・ただ、こんな間の悪い時にきてくれるな、とは思うけれど。
全く、とクルーゼは肩を竦めて、フラガのベッドに腰掛けた。
フラガはシーツにくるまったまま、これ以上ないほど赤らめた顔をそっぽに向けている。
「ったく・・・。来たならチャイム鳴らせよな・・・」
「何度も鳴らしたさ。車があるくせに反応がないから何事かと思ったぞ」
〜〜〜〜っ、とフラガはまたまた羞恥に顔を沸騰させる。
今のフラガなら、穴があったら即行で入って蓋まで閉めてしまうだろう。
クルーゼはそんなフラガをしばし眺めて、くっくっと笑った。
「ほら・・・来い。続きやってやる」
「もういいよ・・・。なんか萎えちまった・・・」
「いいからこっち向け」
多少強引にフラガの腕を引き、クルーゼはフラガの身体をすっぽりと腕に抱き締める。
それから真っ赤に染まったフラガの顔を両手で挟み、真正面から見つめた。
クルーゼは既に仮面を外していた。美しい顔立ちに、フラガの鼓動が跳ね上がる。
「ったく・・・そんなに欲しかったのか・・・?」
「っ・・・バカ・・・」
電話器越しではひどく冷たかったクルーゼが、今はひどく優しげな表情で自分を見つめてくることに、
フラガはまた泣きそうになってしまう。
プライドも何もない様子で自分の首に両腕を回してくるフラガに、クルーゼはくすりと笑った。
これでは、自分も我慢できなくなってしまうではないか。
久々の快楽の予感に、クルーゼ自身も思わず舌なめずりをしたくなるほどフラガに感じてしまう。
今日は離せないかもしれないな、とクルーゼはフラガに内心で詫びて、
フラガの腰にするりと腕を回した。
シーツ越しのそれにも、びくりと反応してくるフラガが可愛いと思う。
先ほどの彼の行為に煽られた自分自身を彼の手に触れさせて、
クルーゼはゆっくりとフラガの身体をベッドに押し倒していった。
「・・・クルーゼ・・・・・・」
見上げれば、うっとりとした表情で自分を見上げてくる蒼の瞳。
いつもならキツイ視線で睨みを利かせてくるフラガだが、今日だけは違った。
キレイな瞳。これだけは生まれたときから変わらない、アクアマリンの瞳の色が本当に美しい。
今は普段の彼にも増して潤んだそれが、本当に澄んだ海の色のようだ。
思わず目尻に唇を落としてやれば、フラガはくすぐったそうに身を捩った。
笑みを刻むフラガの唇を親指で辿り、自らのそれをゆっくりと重ねてゆく。
数週間ぶりの感触。熱をもつ身体がまた一段と熱を上げる。
何度も角度を変え、舌を絡め合うその行為は、長く続いたのだった。
―この後の行為の深さを物語るように。
「・・・ったく、それにしても早業だよな・・・」
「何がだ?」
散々愛し合って、交わり合った後。
すっかりあたりも暗くなってしまってから、2人はクルーゼの持ってきてくれたケーキを開けてテーブルを囲んでいた。
「だって、オレが電話したすぐじゃん。それから、即行こっちに向かってきたワケ?」
確かに、クルーゼはフラガの電話を切ってからまもなくここにやってきた。
普段フラガの家からそう近くはないところにいるだけに、ちょっと考えられないことだった。
だからこそ・・・、あの時フラガはあんなことをしてしまっていたわけなのだが。
「・・・というより、もう家の前にいた・・・というのが正解だな」
「は?!じゃあ来れないってなんだよ?!」
またまた唇を尖らせるフラガに、クルーゼは苦笑する。
実をいうといつものフラガ苛めの一貫なのだが、それを言えばフラガの機嫌を損ねてしまうだろう。
折角幸せそうな笑顔が拝めているのだ。このままフラガの機嫌を損ねるわけにもいくまい。
「・・・私がお前の誕生日を忘れると思うか?」
「・・・・・・サンキュ」
明らかに照れている。そんな顔で横を向かれてありがとうと言われては、クルーゼの理性もまたまた危うい。
けれど、まだそんなことはおくびにも出さずに、クルーゼはフラガが嬉しそうにケーキを頬張るのを眺めていた。
そもそも自分は甘いものがそこまで好きとは言えないが、
フラガは人も驚くほどの甘党である。
手についた白いクリームを幸せそうに舐め取る姿はなんとも言えず卑猥なもので、
相変わらず邪なことを考えるクルーゼにしてみれば誘っているのかといいたくもなるのだが。
まぁ、いいだろう。
今夜もあれば、明日もあるのだ。
フラガが今日と明日に休暇を取るのを見越して、クルーゼもまたその時期に休みを取ったことは言うまでもない。
クルーゼはフラガの側にくると、相変わらず指を舐めているフラガの手を取った。
「・・・んっ・・・」
甘い味。キスがこれほど甘いと思ったのは久々だ。
うっとりと視線をフラガに向ければフラガもまた同じように薄目を開けて、自分を見つめてきてくれる。
それだけでまた下肢が押さえきれないほど反応するのを感じて、クルーゼは今度はフラガの背をソファに押し付ける。
フラガへの誕生日プレゼントは、長い長い夜になりそうだった。
Happy Birthday to You, Fllaga !!
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